水土里ネット鏑川

理事長就任挨拶

　 　この度、理事の互選によりまして、引続き理事長という大役を任されました富岡市長の榎本でございます。
　さて、近年、農業を取巻く環境は、農業従事者の人口減少と高齢化の進展をはじめ、昨年来からの、燃料や肥料をはじめとした、生産コストの高止まり、さらには、地球温暖化が原因と思われる、「猛暑」、「酷暑」、「ひょう害」などの自然災害に起因する農産物への被害は、農業経営に甚大な影響を及ぼしており、これら課題解決に向けた取組は、喫緊の課題となっております。
　このようななか、国においては、安全で安心な食材を、安定的に供給し、農業を魅力ある産業とし、活力ある農村を実現するため、前年度を上回る、「農業農村整備事業関係予算」を確保したと聞いております。
　一方で、私どもが管理している施設は、建設から５０年以上が経過し、老朽化への進行や、耐震化への問題が、表面化していることから既存施設の長寿命化を図ることが重要となっております。
　このため、南牧頭首工をはじめ、国営幹線等の国営施設については、国営土地改良事業鏑川地区として、整備を進めるため、国、県、関係市・町を含め協議を進めているところでございます。
　私といたしましても、早期整備を進めていただくため、積極的に要望活動等を実施してまいる所存でございます。
　なお、土地改良区の理事長として、農業の要(かなめ)ともいえる農業用水施設の管理・運営はもとより、地域農業資源の魅力を活かした地域の発展に向け、組合員の皆様が、安心して農業経営に取組まれるよう、土地改良区の管理運営体制も含め、皆様の付託に答えられるよう行動力をもって全力で取り組む所存でございますので、今後とも、ご指導、ご支援を賜りますよう心からお願い申し上げ、就任の挨拶とさせていただきます。
　

---